今日は、ドニゼッティの歌曲のレッスン。ドニゼッティはイタリア人ですが、今日レッスンした曲はヴィクトル・ユーゴーが作詞したフランス語の歌曲です。フランス語の歌曲をレッスンするのは久々ですが、相変わらず美しい響き♪流れるような深い母音と子音の羅列は、独特の世界感を生みます。
その流れるような世界感を崩さないために、発声にも特別気を配ります。特に歌曲はアリアのような勢い歌いは出来ないので、丁寧に一つ一つのアラをつぶしていかないと完成した曲になりません。
昔、チェコ音楽コンクールでドヴォルザークの歌曲を素晴らしい発声で歌われていた先輩がいましたが、つくづく曲の完成度の基礎は発声に起因する部分が多いなぁと痛感します。発声がきちんとしていないと、感情も乗らない。自分がいくら表現しようと思っていても浅い発声では伝わらない。歌を歌う上で、どんなジャンルにせよ、しっかりした発声を手に入れる事は表現方法の第一歩なんですね。
ドニゼッティの歌曲は音形的にも難しいものが多いです。歌いづらいし、いやな高さで連続する高音がとっても難しい。苦手とする人も多いです。でもその音形から紡ぎ出される旋律は本当に美しいです。難しい音形や高さを、苦なく歌っているように聴かせるところも歌い手の技量なのでしょう。その域に達するのは並大抵の努力ではありません。そんな歌手に憧れますね。
一歩でもそんな歌い手さんに近づけるように、私も生徒さんも一生懸命レッスンしています♪
まずはフランス語の発音、頑張りましょう(笑)
いつもありがとうございます。 ドニゼッティの曙は確か、昨秋から4月まで レッスンして頂いてましたが 美しい旋律が日常から離れることはなく まだまだ引きずっております。 半年もこの曲と付き合ってきましたけど 歌い方だけでなく、曲の背景や特徴、作曲家の事など 教えてくださるので いっそう、好きな歌曲に愛着が湧きます。
何故、この歌曲は 日本語訳が”曙”なのか まだまだ引きずりそうです。
コメントありがとうございます♪半年くらいレッスンしていたんですね〜!そのくらい、難しい曲でした!
旋律は本当に美しくて、私もふとした習慣にポンとメロディーが頭の中を流れます。
曲の「背景」を知ると、ますますその曲に興味や愛着が湧きますよね♪
そんな素敵な曲にこれからも出会えるように、ますますいろんな曲にチャレンジしていきましょうね♪
「曙」も一度寝かせて、また時間が経ったら再アプローチしてみましょう♪