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体幹を感じながらレッスンしよう
体が筒のようになるっていう感覚を感じたことがありますか?
ここ数年「体幹」という言葉が浸透しましたが(イチロー選手や長友選手の功績でしょうか?)この体幹というものがボイストレーイングにもとても大切です。
歌は体を正しく使うことによって飛躍的に上達することができるのです。
なので、歌を勉強したい人、声を仕事にしたい人には是非体幹を意識しながらレッスンしてもらいたいと思います。
なぜ体幹を意識することが大事なの?
声が楽器になるボーカル(声楽)というジャンルは、他の楽器の人が楽器の手入れをするように、あるいはピアノを調律師さんが調律をするように、自分の体をメンテナンスしていかなければいけないのです。
それは健康を保つということとはまた違った意味で、どちらかというとアスリートがトレーニングをして自分の種目に適した身体を作り上げていくのに近いものがあります。
「こういう風に歌いたい!」というのはスポーツ選手にとっての「こういう風にプレーしたい!」というのと同じことですよね。技術の練習をするのはもちろんのこと、そのプレーをできる身体を作り上げることも、遠回りのようで近道なのです。
ボーカルや声楽家も同じです。こういう風に歌いたい!と思った時、技術ばかりに目を向けるのではなく、基礎である身体の使い方、身体の作り方から始めていくことも大切なことです。
体幹トレーニングを取り入れている歌手さんはいる?
シンガーソングラーターの秦基博さんも体幹トレーニングのエクササイズを取り入れていると、以前テレビで紹介されていました。彼のように特徴的な声で歌う歌手さんでもやはり体から歌うことを常に意識しているんですね。
もちろん、ポップスの歌手さんだけではなく、クラシックの声楽家さんやミュージカル俳優さんなんかも多くの方が体幹トレーニングを取り入れています。体幹を鍛えると歌を歌うのに適した身体を手に入れることができるんですね。多くの事例を見ていると、歌手とアスリートは近いものがあるなぁと実感します。
体幹トレーニングを行うのは歌うことに対してとても効果的
体幹を意識することができるようになると、体(特に胴体)が筒になったような感覚を掴むことができます。下半身を土台としてしっかりと大地を足で掴み体を共鳴させること。これが全てではありませんが、発声の第一歩であることには違いありません。
なかなかトレーニングとなるとストイックな感じかして面倒ですが、日常の中に少しだけでも体幹を意識するエクササイズを組み込んでみると歌にも良い影響が出てくるかもしれませんね。